インカジとオンカジの違いとリスク｜相撲ペイ逮捕事件とインカジ摘発の全貌【2024 年】

インカジ

「インカジ」とは「インターネットカジノ」の略で、日本国内で非合法に運営されるカジノサービスを指します。これは一見、合法的なオンラインカジノ（オンカジ）と似ているように思えますが、実際はかなり異なります。

インカジは、日本の店舗内でインターネットを介してカジノゲームを提供する形態です。しかし、これらの店舗は多くの場合、反社会的勢力によって運営されており、違法な賭博行為を行っています。この種のカジノでは、バカラやスロットなどのゲームを提供し、顧客はその場で現金を使ってゲームを楽しむことができます。

インカジの特徴としては、店舗は一般には公開されておらず、看板や広告もなく、主に「夜の街」の雑居ビルやマンションの一室などでひっそりと運営されています。集客方法も、街中での声掛けや知人の紹介など、あまり目立たない手段が取られることが一般的です。

日本ではインカジのような違法カジノは、犯罪行為として厳しく取り締まられており、利用する側も法的なリスクを負うことになります。そのため、ギャンブルを楽しむ際には、合法的なオンラインカジノを選ぶことが重要です。

カジ

インカジとオンカジ、名前が似てるし、インターネットカジノってオンラインカジノと同じ意味じゃないの？と少し混乱してしまうよね？

私も初めはわからなかったけど、全然別物だった！どんなふうに違うのか、次の章でより詳しく学んでみよ！

オン

オンカジとは

オンカジは、海外に拠点を置く企業が国際的なライセンスを取得して合法的に運営しているオンラインカジノのことです。これらのカジノは国際的な基準に基づいて運営され、プレイヤーの安全と公平なゲームプレイを保証します。

オンカジとインカジの違い

インカジとオンカジは名前が似ているものの、それぞれ全く異なる性質を持つカジノの形態です。以下に、それぞれの特徴を比較表でまとめてみます。

特徴	インカジ (インターネットカジノ)	オンカジ (オンラインカジノ)
運営の場所	日本国内の店舗	海外のウェブサイト
合法性	非合法（違法カジノ）	合法（ライセンスを持つ）
運営者	不透明、多くは反社会的勢力	海外の公的機関に登録された企業
支払い方法	現金支払い	電子決済、銀行振込等
ゲームの種類	バカラ、スロット等	幅広いカジノゲーム
セキュリティ	不明、イカサマの可能性あり	厳格な監査、公平な運営

インカジの仕組み

インカジ、またはインターネットカジノの仕組みは、日本国内の非合法なギャンブル業界に特有のものです。以下で、この独特なカジノ形態の詳細について解説します。

インカジの設置場所と運営形態

インカジは通常、日本の繁華街にある雑居ビルやマンションの一室で密かに運営されます。これらの場所は外からは一見普通の建物と変わらず、カジノの存在を示す看板や広告は一切出されていません。この秘密主義がインカジの特徴の一つです。

ゲームプレイのメカニズム

店内にはネットカフェ風のブースが設置されており、各ブースにはインターネット接続が可能なパソコンが備え付けられています。顧客はこれらのパソコンを通じて、さまざまなオンラインカジノゲームにアクセスしプレイします。一般的に提供されるゲームにはバカラ、スロット、ブラックジャック、ルーレットなどがあります。

金銭の取り扱いと換金システム

インカジの顧客は、店舗に現金を支払い、その金額に応じたプレイクレジットを得ます。これらのクレジットはオンラインカジノゲームで使用され、勝利した際の配当金も店舗によって現金で支払われます。客は自らアカウントを作成する必要はなく、店舗が提供するアカウントを使用してゲームに参加します。

インカジと闇カジノ

インカジはオンラインカジノゲームを中心に提供するのに対し、闇カジノは物理的なカジノテーブルとディーラーを備え、直接的な賭博が行われる場所です。インカジは主にオンライン環境を利用する点で、闇カジノと区別されます。

インカジの違法性

インカジ、日本国内で運営される非合法なカジノの形態、は多くのリスクと違法性をはらんでいます。この記事では、インカジの違法性の背景と、それに伴うリスクについて詳しく解説します。

日本国内の法律違反

インカジは、日本の賭博法に明確に違反する活動です。運営する胴元が賭博場を開設し、客を集めるだけで、刑法186条2項の『賭博場開帳等図利罪』に該当し、違法行為と見なされます。この罪には、3ヶ月以上5年以下の懲役刑が科される可能性があります。

利用者も法的リスクを負う

インカジのプレイヤーも、賭博罪の対象となり得ます。実際にゲームをプレイしている最中に警察の摘発が行われた場合、現行犯逮捕されるリスクがあります。これは、たとえ偶然その場に居合わせただけの場合でも当てはまります。

イカサマや不払いの問題

インカジは、その性質上、違法な環境であるため、イカサマや勝利金の不払いが発生しても法的な保護を受けることはできません。運営者が暴力団などの反社会的勢力と関連していることが多く、客が不正を訴えることはほぼ不可能です。不満があっても、警察に訴えることすら難しいのが現状です。

インカジの摘発☠️

インカジ、またはインターネットカジノは、日本国内で非合法に運営される賭博施設です。最近の数年間で、インカジの摘発は頻繁に報道されており、これらの事件は法律違反の深刻さと、インカジが社会に及ぼす影響を浮き彫りにしています。

インカジ摘発の主要な事例

インカジ、日本国内で非合法に運営されるオンラインカジノの形態は、近年多くの摘発事例を生んでいます。これらの事例は、インカジの違法性と、それに関わる社会的リスクの深刻さを示しています。以下では、主要なインカジ摘発事例について簡潔に紹介します。

東京・新宿歌舞伎町のインカジ「SEXY」の摘発

2023年1月、東京の新宿歌舞伎町にある「SEXY」というインカジが摘発されました。このインカジは国内で最大規模のものと報じられ、2005年から2023年にかけて約500億円の売り上げを記録していたとされます。売り上げの一部が暴力団に流れていたとの情報もあり、これはインカジが反社会的勢力と深い関連があることを示しています。

大阪・西天満のインカジ「noah（ノア）」の摘発

2023年3月、大阪西天満に位置するインカジ「noah（ノア）」が摘発されました。この店では、カーテンで仕切られたブースにパソコンが10台設置され、客の現金をポイントに変換して賭博を行っていました。この摘発では店の関係者6人と客5人が逮捕され、インカジ利用がいかにリスクが高い行為であるかを示しています。

名古屋・中区のインカジ「e-Sports」の摘発

2023年5月、名古屋市中区のインカジ「e-Sports」が摘発されました。ここでは7台のパソコンが設置され、バカラを中心に賭博が行われていました。摘発時点で約300万円が押収され、店の経営者4人が逮捕されました。

インカジ摘発の重要性

インカジの摘発事例は、日本国内での賭博法違反の深刻さを示しています。摘発された店舗の多くは、反社会的勢力との関連が疑われるケースが多く、利用者も法的リスクを負うことになります。また、インカジで発生するイカサマや不払い問題に、法的救済を求めることができないため、利用者は大きなリスクを背負うことになります。

オンカジ利用者の逮捕

オンカジ、つまり合法的なオンラインカジノの利用は、日本国内ではグレーゾーンに位置します。海外に拠点を置く企業が国際的なライセンスを持って運営するこれらのカジノは、国際的な法律に基づいて合法的に運営されていますが、日本の賭博法の下ではその合法性が完全には認められていません。

逮捕事例の背景と現状

過去には、オンラインカジノの利用により逮捕された事例も報告されていますが、これは非常に稀なケースです。多くの場合、日本国内でのオンカジ利用者の逮捕は、他の違法行為との関連性や、特定のオンカジが日本国内での賭博行為を助長しているとみなされた場合に限られます。しかし、これらの逮捕事例もオンカジ自体の合法性とは直接的な関係はありません。

法的リスクと対処法

オンカジ利用者が直面する最大のリスクは、日本国内での法的な立場の不確実性です。オンラインカジノが合法であっても、日本の法律下では賭博行為に当たる可能性があるため、利用者は慎重に行動する必要があります。利用する際には、ライセンスを持つ信頼できるカジノを選び、自身の法的リスクを常に意識することが重要です。

相撲ペイ逮捕事件の全貌

相撲ペイ逮捕事件は、オンラインカジノ業界における違法な決済代行サービスに関連する重大な法執行の事例です。この事件は、特にオンラインギャンブルの資金の流れに焦点を当てたもので、主犯格である前田由顕容疑者の逮捕により、大きな注目を集めています。

逮捕の経緯

初回逮捕の詳細（2023年9月27日）
- 容疑: 常習賭博幇助
- 概要: 前田容疑者が運営する相撲ペイは、海外のオンラインカジノサイトへのアクセスをサポートし、日本円での賭け金のやり取りを可能にしていた。
再逮捕の詳細（2023年11月16日）
- 容疑: 組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等隠匿）
- 概要: 前田容疑者は、自ら管理する法人名義の口座を用いて、賭け金の流れを隠し、犯罪収益の隠匿を図っていた疑い。

事件の影響と法的な意味合い

運営の実態: 相撲ペイは、1年間で約200億円の決済を行い、約21億円の手数料を得ていた。
利用者への法的措置: このサービスを使用した20代から50代の男性21人が賭博容疑で書類送検された。
法的な先例: 前田容疑者の逮捕は、オンラインカジノ関連の決済サービスに対する法執行の新たな節目を示している。

今後の展望

相撲ペイ逮捕事件は、オンラインギャンブルにおける違法な金融活動に対する法的な対応の強化を示唆しています。前田容疑者の逮捕は、オンラインギャンブルの違法な資金の流れに警鐘を鳴らすものであり、今後もこの種の違法行為に対する厳しい監視が続くと予想されます。また、この事件はオンラインカジノの運営における法的なグレーゾーンに光を当て、規制強化の必要性を浮き彫りにしています。

インカジノ（闇カジノ）の現状と所在地

インカジノ、一般に「闇カジノ」とも呼ばれる、非合法の賭博施設は、日本のいくつかの都市の特定の地域に存在しています。これらの施設は法的な制約から、隠れた場所で運営されており、特定の客層にサービスを提供しています。

主な活動地域

都市部の密集地: インカジノは主に大都市の繁華街や歓楽街に潜んでいます。東京の新宿・歌舞伎町、池袋、渋谷、大阪のミナミ地区、名古屋、仙台などが主な活動エリアです。
運営の特徴: これらのカジノは通常、雑居ビルやマンションの一室で運営されており、明確な看板を出すことは稀です。一般的には、外部からはその存在を知ることが困難です。

集客方法

スカウトや勧誘: 街頭で声をかけるスカウトや、夜の飲食店などで顧客を見極め、その後に勧誘する手法がとられています。特定の客に対してのみ入店を許可していることもあります。
カジカフェスタイル: 最近では、表向きはカフェや普通の店舗で、裏では限られた顧客にカジノを提供するスタイルも見られます。

入店のプロセス

身分証明の提示: ほとんどのインカジノでは、入店時に身分証明書の提示が求められます。
セキュリティチェック: 入口に設置されたインターホンのカメラを通してのセキュリティチェックが行われる場合もあります。
誓約書の署名: 特定の行為をしないという誓約書にサインすることが必要な場合もあります。

インカジノのゲームと賭け金

インカジノは日本の非合法賭博施設で、スロットやバカラが主なゲームです。賭け金は数十円から数万円で、サービスとして飲食も提供されることがあります。ただし、その存在は法律に反するため注意が必要です。

インカジノで遊べるゲーム

スロット: オンラインカジノ形式のインカジノでは、スロットゲームが主流です。これは、簡単に設置でき、スペースをあまり必要としないため、限られた空間でも遊ぶことができます。
バカラ: ディーラーが存在するタイプのインカジノでは、バカラがよく遊ばれています。バカラはカードゲームであり、比較的少ないスペースで多くのプレイヤーを楽しませることができます。

ゲーム環境とサービス

スペースの制限: 合法的なカジノと比べて、インカジノは運営スペースが限られているため、多種多様なゲームを提供することが難しいです。
飲食サービス: 面白いことに、インカジノではドリンクや軽食の提供があることも多いです。これは、客を引き付けるためのサービスの一環と考えられます。

賭け金の相場

バラエティに富む相場: インカジノでの賭け金は、数十円から数万円までと幅広いです。これにより、さまざまな予算のプレイヤーがゲームを楽しむことが可能になります。
賭け金の形態: バカラでは、現金をチップに交換してプレイするのが一般的です。これはランドカジノのスタイルと似ています。一方で、スロットでは直接現金を投入する方式が取られています。

インカジの注意点

インカジノは思ったよりも身近な場所に存在する可能性があるため、誤って入店しないように注意が必要です。特に、不法な賭博施設であることを理解し、関わらないようにすることが重要です。

まとめ

インカジノは、日本で非合法に行われているカジノのことで、反社会的勢力が関与していることが多いです。ここでは、スロットやバカラなどのゲームが行われますが、違法であるため、大きなリスクが伴います。一方で、海外のオンラインカジノは合法的に運営されており、安全なゲーム環境が提供されています。ただし、日本の法律の下では、これらのカジノの利用にも注意が必要です。賭博に関わる際は、法律やルールをよく理解することが大切です。